2015-01-01から1年間の記事一覧

リース車両

一面、それは真実ではあった。が同時に、それには理由があった。日本における輸入車と、それを購入する人々、両方の特殊な"地位"がそのような非常識な状態を作りだしていたのだ。 かつて、輸入車は国産車など足元にも及ばないほど上出来の存在とされていた。…

車輔本体価格

150万円(ただし、車輔本体価格だが)あれば、しっかりベンツの魅力を備えた、冠婚葬祭、どこにでも乗り着けられる程度のクルマが手に入る。 そりゃ、新車のピカピカを想像されては困るが、少なくとも、国産車の普通の中古車と同程度のクルマは容易に探せる。 …

新車なみのこの予算

150万円のベンツ。もちろん、新車が買えるわけはない。中古車だ。しかし、国産大衆車の新車なみのこの予算で、正真正銘のベンツが実際に買える。これはけっこう、グラッとくる事実ではないだろうか。しかし、多くの人は次にこう思うだろう。「ベンツと言って…

輸入車

輸入車はもはや、"特別"なものではない。ごく普通の庶民が「どうせならいいものを」と考えた時、視野に入れる当然の選択肢なのだ。 だとすれば、今、それとのつきあい方を考えておくことは、我々が賢い消費者となるためにも有益なことではないかと思う。 な…

中古のトラック

グラハムページのトラックのシャシーを使用して70型乗用車や90型バスなどもつくられたが、トヨタ同様に軍用トラックが生産が日産の中心だった。 トヨタが中国、日産が満州とそれぞれ使用される地域を分けられた。日産のセミキャブオーバートラックは、満州の…

トラックの改良

エンジンはシボレーと同じ直列6気筒だったが、将来的には、このシリンダー.ブロックを使用してディーゼル化する計画があって頑丈につくられたサイドバルブ方式だった。 量産可能な生産設備を整え、アメリカで設計したトラックを日本で生産することが可能にな…

寡占化の進行

皮肉なことにアメリカの自動車メーカーの寡占化の進行が日本に貢献することになったわけだが、日本では、アメリカのメーカーの生産設備を丸ごと購入して据え付けるという日産のスケールの大きい行動は、驚きをもって迎えられた。 このときにつくられることに…

創世記の動き

日産創世記の動きについてみていこう。シボレーと同じクラスのエンジンを搭載したトラックを設計したところで、グラハムページ社は倒産していた。 情報をつかんだ鮎川は、その権利を購入してアメリカで試作車を製作し、それをもとに日本でつくることにしたの…

カーブド・ダッシュ

このカーブド・ダッシュは、宣伝の歌までつくられてヒットし、多くの追随者がこの種のシンプルで生産コストを抑えた車両を開発した。 しかし、好調な売れ行きにもかかわらず、1904年にオールズは出資者のスミスと将来に対する意見が分かれて退社している。 …

当時のベストセラー

単気筒1563㏄エンジンの2シーターでシンプルな機構のものである。当時の自動車は平均1㎜ドルほどだったが、650ドルという価格の安さも手伝って人気となった。1901年には600台、翌02年には2500台、03年には4000台、04年には5000台生産された。当時のベストセ…

ランサム・オールズ

もともと定置式ガスエンジンメーカーとして活動、その方面では抜きんでた技術力を持ち、時代の寵児となるべく自動車に目を付けたのである。 オハイオ州出身のオールズは、蒸気エンジンを積む三輪自動車を1893年につくり、3年後の1896年にはガソリンエンジン…

最初の成功者

こうした資金や工場などを持った企業は、仕事のできる技術者を雇うなり、引き抜くなりして自動車の開発をすることになる。 エンジン開発に成功したマキシムもポープの技師長に迎えられた。いっぽうで、フォードたちのように自動車をみずから開発し、それを自…

リース車両

中古車でリース車両が、コスト削減のために行われているようだ。3年で乗り換えサービスもあり、社のイメージUPにも繋がるかもしれない。詳しくは公式ページから。 また、アメリカでは1900年代どのように発展してきたか。蒸気エンジン自動車をつくり始めるホ…